独学は本当におすすめできるのか、詳しく解説

行政書士は、本当に独学はおすすめできるのか

行政書士は本当に独学はおすすめできるのか。現役行政書士が詳しく解説

公正証書遺言

法律の勉強をしたことがない人が行政書士試験を受けようと思っていて、「独学なら費用が安くすむから、独学がいいかな。」と思っているなら、その考え方は安易すぎて危険です。

 

はっきり言いますと。初学者が独学で進めていくことはおすすめできません。独学で進めるなら短期合格も厳しいと思った方がいいでしょう。

 

これだけを聞くと、そんなことはないと言いたくなる人もいると思います。その理由も踏まえて今回は独学についてフォーカスした記事を書いてきます。

行政書士試験に独学は本当におすすめできるのか

独学は、上手に使えば少ないの費用で合格もできます。しかし、初学者が独学で行政書士試験に合格するには、きわめて厳しいです。

 

私の経験からいわせてもらうと、独学はおすすめできません。それはなぜかと言いますと

 

独学の場合、教材選びから勉強の進め方や勉強方法まで合格するために必要な知識を独自に調べていくことになります。そうなった場合、短期合格はおろか、最悪不合格になってしまいます。

 

不合格後、再度、受験を考えた場合、1年目の失敗を踏まえて2年目は講座を受けようと考えます。結果、1年目の市販教材と2年目の受講料がかかり費用も高くついてしまうことになります。

 

やっぱり、独学はやめた方がいいのかな。と思いますが、ある人には独学が適しています。では、そのある人のことも含めて、次の項目から独学について詳しく解説していきます。

独学に向いている人、向いていない人

独学には、向いている人と向いていない人がいます。育ってきた環境で、向いているか向いていないか多少関わってきます。これは勉強ができるできないのことではありませんので注意してください。

向いている人

独学に向いている人は、このような3つの特徴があります。

・自制心がある人。
・向上心や好奇心がある人。
・合格するために努力ができる人。

このような人が独学に向いています。では、この3つの特徴を詳しく説明します。

自制心がある人

行政書士試験まで長い間、勉強していかなければなりません。短くても6か月または、1年を勉強時間に費やさなければなりません。そうなった場合、さまざまな誘惑に負けないで勉強していく必要があります。

 

例えば、
「会社後の飲み」
「休日の趣味」
「食後のテレビ、スマホ」

 

このような誘惑に負けずに、合格するために我慢して勉強できる自制心が必要になります。

向上心や好奇心がある人

独学で勉強をすすめていくと、必ず分からないことや気になることが出てきます。

 

講座も申し込んでいれば、講師に聞いたりや相談窓口でアドバイスをもらうことができます。しかし、独学では試行錯誤して自分で調べていくしかありません。

 

行政書士というものに好奇心があり、どんなことでも調べ知識を補充する向上心がある人でなければ独学は厳しくなります。

合格するために努力ができる人

最後に、合格するために継続した努力ができる人が合格を勝ち取れます。これは、独学だけにいえることではなく、講座の受講者にもいえることです。

 

行政書士は合格率10%以下の難関資格です。試験を目指していない他人と同じような生活をしていたら、合格はムリです。大切な時間を勉強に費やしてでも、強い気持ちで努力できる人でなければ、合格することは難しいでしょう。

向いていない人

逆にどんな人が独学に向いていないか。特徴をあげます。

・自制心がない人。
・向上心や好奇心がない人。
・合格するために努力ができない人。

向いている人と正反対の特徴があげられます。正反対のことなので、1つずつの解説は必要か微妙ですが、一応解説します。

自制心がない人

勉強より
「飲みを優先」
「趣味を優先」
「好きなドラマやスマホ検索を優先」
このような人は、独学に向いていません。独学は、自分との戦いになります。もし、自分に甘いという人は通学の講座がおすすめです。

 

通学講座も気になっている人はこちらの記事もおすすめ≫≫≫

向上心や好奇心がない人

行政書士をあまり分かっていないけど、今後のために取得しておいても損がないと思っている。

 

このような人は、行政書士にそれほどこだわっていないということもあり、独学で進めていると分からないことが出てくるたびに調べることが億劫になってしまいます。

 

そうなると、高い確率で勉強をすることを諦めてしまい、興味がなくなり向上心も好奇心も薄れていってしまい受験を諦めることになります。

合格するために努力ができない人

どんな目標でも、達成するために努力は必要です。すぐに挫折してしまう人は、試験勉強を始める前に、どうして行政書士の合格したいのかじっくり考えてから始めるべきです。

 

資格を取得して、その先に大きな目標があれば必死に努力もできるようになります。努力ができないならどんな目標を立てても絶対に達成できません。

どんな人が独学におすすめできるか

では、上記の独学に向いている人と向いていない人を踏まえて、独学におすすめできる人を挙げていきます。

・6~12ヶ月以上勉強した再受験生
・他の法律有資格者

この2種類の人が独学に向いています。なぜかを説明していきます。

6~12ヶ月以上勉強した再受験生

再受験生は、曲がりなりにも一度本試験を受けているという事実があります。不合格だったからといって、今まで勉強したことがすべて無駄ということはありませんので安心するべきです。

 

再受験生は、独学に向いています。行政書士に合格したいという強い気持ちと長期間勉強した自制心と努力が備わっているからです。

 

勉強の進め方や法律用語にもなれています。行政書士に合格するために必要な下地できていることが独学でも合格できる要素になります。

 

しかし、不合格という事実は変わりません。勉強方法に問題があったのか。それとも、ただ単に勉強量が足らないのか。独学で勉強を進めるために見極める必要があるので十分気をつける必要があります。

他の法律有資格者

他の法律有資格者も独学に向いています。

 

すでに他の資格を保有しているということは、ダブルライセンスが目標になり、行政書士の資格が必要になっている人が多いことがあげられます。

 

そのような人は、将来の目標があり、他の法律資格を勉強したことがあるので資格勉強がどうゆうものか分かっています。

 

法律系資格の種類は違えど法律用語に慣れているので、市販のテキストと問題集でも問題なく合格できる人が多いです。

 

おまけ

法律を勉強していた(他の有資格者ではない人)という人がいますが、その人は、独学でも合格するのは厳しいです。

 

例えば、司法書士試験や社会保険労務士試験を挑戦していたが合格できなったような人たちのことさします。

 

このような人たちは法律の知識は持っていても、問題を解くテクニックができていないことが多い。知識を蓄えるだけでは合格できないのが資格試験になります。

 

合格できる人は、知識にプラスαした独自の解答テクニックを持っているから行政書士試験に独学でも受かりやすいのです。

 

こちらで解答するためのテクニックの記事を書いています。≫≫≫

独学のメリットとデメリット

それでは次に独学のメリットとデメリットを書きます。

メリット

独学のメリットはたったの2つしかありません。

・費用が安く済む。
・自分の生活スタイルにあった勉強時間が取れる。

それでは解説していきます。

費用が安く済む

講座の受講料と比べたら、掛かる費用は1番安く済みます。

 

デメリットのとこでもっと費用のことは詳しく書きますのでそちら参考にしてください。

自分の生活スタイルにあった勉強時間が取れる

独学なら、講座の講義を聞く時間もなければ、通学のような片道30分以上かかる移動時間なく多くの時間を勉強に費やすことができます。

 

通信講座などは、一コマ90分ぐらいの講義があった場合、その講義を聞いてるだけで1日の勉強が終わってしまうこともあります。そうなれば復習や問題演習の時間が取れず勉強を進めていくの大変になってきます。

デメリット

・何気に教材費用が掛かる。
・教材選びに大変。
・時間が膨大に掛かる。
・強制力がないのでサボることが簡単。
・カリキュラムがないのですべて調べながら進めていくしかない。
・分からないことは、ネットか書籍で調べるしかない。

 

メリットとデメリットを見てもらうと分かるように圧倒的にデメリットの数が多いです。中には費用関係で矛盾してるのではと思うかもしれませんが

 

1つずつ解説していきます

何気に教材費用が掛かる

先ほどあげた、費用が矛盾していると思った人へ

 

合格するために必要最低限の市販教材を簡単に挙げてみたいと思います。

 

・入門書          
2,000円
・テキスト(科目別ごと) 
10,000円
・行政書士六法      
4,000円
・過去過去問題集(3種類)
15,000円
・模試問題集        
2,000円
・記述対策問題集      
1,500円
・判例集          
2,000円
・文書理解問題集     
2,000円 

 

計 38,500円
※調査した場所は、通販Amazonです

これでも足らないと思えばさらに費用が掛かると思います。例えば、予備校主催の全国模試を受けようと思えば5,000円、勉強方法が分からなければ書籍2,000円など

 

独学なら安く済みそうだ。と思っている人はこれを見てもらうと分かるように費用そこそこ掛かることが分かります。

教材選びに大変

初学者が教材選びをするのはかなり大変です。書店の行政書士エリアに行ってもらえれば分かると思いますが、似たような教材がずらりと並んでいて、どれを選んでいいか迷ってしまうと思います。

 

間違って選んでしまうと、再度買いなおしをしてしまい費用の加算などになってしまいます。

強制力がないのでサボることが簡単

独学の場合、誰からも強制されません。なので、勉強をするしないも決めるのは自分自身になります。甘い誘惑は、そこら中にあります。
・YouTubeを見る。
・知人と飲みいく。
・大好きな趣味をやる。
挙げたらきりがないぐらい、日常に潜んでいます。

 

自分自身の自制心が弱ければ、勉強をサボることも簡単にできてしまいます。

カリキュラムがないので、すべて調べながら進めていくしかない。

独学には、決まったカリキュラムはないので、勉強の進め方も自分で調べていくしかありません。結果、合格するためにに膨大な時間が掛かっていまい、短期合格は難しくなることが分かると思います。

分からないことは、ネットか書籍で調べるしかない

勉強箇所で分からないことがあれば、随時ネットや書籍で調べる。このようにすべて自分で調べながら合格に進んでいくしかありません。

 

まとめ

初学者が独学で短期合格を目指すことは、現実き厳しいということが分ったと思います。しかし、再受験生や他の法律有資格者は独学でも合格できます。

 

結果、ある一部の受験生を除いて独学はおすすめできません。

 

受験1年目で、独学を選んでも高い確率で不合格になってしまいます。2年目、再受験に望もうとしても行政書士試験の難易度が分かるので講座を受講しようと考えます。

 

結果、1年目の教材費と2年目の受講料がかかってしまい、高くついてしまいます。

 

それに、1年目から講座を受けて合格できれば短期合格できたものの、費用をけちってしまったがために合格まで2年もの時間を使うことになります。

 

開業を考えているなら、1年の違いは大きく変わります。1年でも早く開業してほうがそれだけ軌道に乗りやすくなります。

 

講座料は、1~2件の仕事を受注できればすぐにペイできる金額です。なので、費用(講座料)をケチらず、将来への投資だと思って短期合格を目指すべきです

 

※参考 私の事務所の報酬ですが、相続手続き1件10~15万円になります。


トップへ戻る