!『記述式の解き方』を解説

行政書士の記述式問題はこうやってとけ!『記述式の解き方』を解説

行政書士の記述式問題はこうやって解け!『記述式の解き方』を解説

行政書士の記述式問題はこうやってとけ!『記述式の解き方』を解説

あなたは、行政書士の記述式対策に悩んでいませんか。

 

問題文を読んだけど、書き出し方が分からない。

 

出題されそうな問題が分かったらいいのに。

 

書くことが浮かんで来ない。

 

などの理由で記述式を、苦手にしている受験生は多くいます。記述式の出る問題を当てることはできませんが、しっかりとした対策を講じれば、3問とも書けるようになり点数を取ることができます。

 

今回は、記述式で3問とも点数を取るための対策方法について詳しく説明していきます。

出題傾向と点数と採点基準

いきなり、対策方法を書く前に現在の出題傾向などを書いていきます。

記述式問題の出題傾向

現在の記述式は、行政法1問、民法2問で構成されています。今後も続いていくと思われます。よく憲法から出題されるかもと言われていますが、行政書士と書いてあるので行政法は必然的に出題されますし、近年大幅に改正もあり実務の観点から民法の重要性は今後とも高いので民法も出題されるでしょう。

 

しかし、現代社会で大きな出来事があれば、変わるかもしれません。例えば、天皇の退位、憲法改正があった場合は、出題される確率はあるかもしれません。

 

それでも、そのことを気にして対策を取る必要はありません。現在まで、行政法と民法しか出題はないので、憲法の記述式が出題された場合は、難解問題が出ると思いません。出題されるとしたら、重要な判例か、条文を書かせる問題です。なので、5肢択一の勉強をしっかりこなしていれば対応できるでしょう。

 

また、現在も今後とも条文を書かせるような簡単な問題は、少なくなってくるでしょう。問題文は長文化が予想され、解答の仕方も思考を要する問題ばかりです。例えば、〇○○の申請が却下された。AさんはB庁に不服申し立てするために、□□□□と△△△△を併合提起できる。

 

のような、条文を知っているだけでは答えられない思考を要する解答になります。

記述式の目標点数は7割の40点。

目標となる点数は40点です。記述式は、1問20点で3問出ますので合計60点です。目標40点なので7割を取る考えになります。

なぜ、満点を狙わないのか?それは採点基準にあった。

さきほど、記述式の目標点数は40点と言いました。なぜ、満点を狙わないの?と思った人もいるのではないでしょうか。これには、記述式の採点基準が深く関係しているためです。

 

それは、明確な採点基準がないからです。試験側が、こう採点します。というのがなく、不透明になっています。これにより、ぼぼ満点の解答をしても点数が思うように取れないことがあるからです。

絶対的評価の試験と相対的評価の試験

行政書士は絶対的評価の試験なのに、記述式で合格率の調整を計っているのでは?という、さまざまな憶測が飛び交っています。

 

試験には、絶対的評価の試験と相対的評価の試験があります。

 

絶対的評価とは。行政書士試験のように300点中180点を越えれば、絶対合格できる試験。その年の試験に180点を越える受験生がたくさんいれば、その分合格率も上がります。

 

逆に、相対的評価の試験とは、決まった合格点数がなく、最高点の上位順番から合格できるのが相対的評価試験になります。これは、社労士や司法書士などが採用しています。

記述式で合格率は、本当に調整されているのか?

行政書士は絶対的評価の試験ですが、実際は採点基準がない記述式で合格率を調整しているのではないかという憶測が飛び交っています。

 

結果からいうと、私は調節していると思っています。

 

調整していなくても、答案は人それぞれ違った文字で書かれていますので、正解の答えと答案の答えが一字一句合っていないと機械で読み取るのは不可能なはずです。

 

なので、実際に記述式を採点しているのは人です。人が採点しているということは、採点している人の主観が必ず入ってきます。

 

例えば、A採点者とB採点者がいたとします。
Aは、これは似ている言葉だから正解と判断して点数を付けました。しかし、Bは、正解の答えとは違った言葉を使っているから誤りと判断して点数を付けませんでした。

 

これは、極端な例でですが、このように採点に人が関わるということは、その人の主観が入ってきてしまい正確な点数になりません。

受験地での違い

私の体験談を少しだけお話しします。合格した年の記述式のことです。

 

予備校が出している即時解答で、5肢択一で164点取れていました。残りは、記述式で18点取れば合格です。当時、162点で私と同じ記述式待ちの状態という受験仲間Dさんもいたのです。

 

共に、記述式の解答を見せ合い、文字の使い方は違えど答えの内容はほぼ同じでした。1問に関してはまるっきり同じです。(後日、試験研究センター正解を見てみると多少文字の使い方は違ったが3問とも内容は同じ答えを書いいました。)

 

なのに、私は合格して、Dさんは不合格になってしまったのです。これには、かなりの衝撃を受けました。ちなみに、私は茨城県の会場で受験しました。Dさんは千葉県の会場です。

 

全体の合格率は10%ぐらいです。その後、都道府県別の合格率も確認したのですが、茨城県5%に対して千葉県は13%でした。私とDさんは、同じような解答をしたのに点数の付けたが違っていたのです。

 

私の合格票をみたら、記述式は18点でDさん14点しか取れていませんでした。実際、私はもっと点数が取れたと思っていました。それだけ正解の答えに近い解答している自信もあったからです。ぶっちゃけ軽く40点は取れると思っていた。

 

その年の試験は、5肢択一が簡単だったせいもあって、記述式の採点が厳しいというネットの書き込みが多くあったのです。

 

これからも分かるように、その年の5肢択一のでき方によっては、記述式は厳しい採点がされるなどの調整は入るのかと思います。なおかつ、都道府県ごとに調整が入っていることが私の体験談でも分かります。

 

解き方

ここでは、記述式の解き方?書き方を教えます。

簡単に図を作る

行政法でも民法の問題でも、必ず図を書いてみることです。

 

図させ書いてしまえば、あとはその図を他人に40文字で説明してあげる感じに書けばいいだけです。

 

例えば、
AがBに対して2000万円を貸して、担保としてB所有の甲建物に抵当権を設定した。設定後、Cの放火行為により甲建物が焼失してしまった。BはCに対して行える行為はなにか。またAは自身に損害が起きないようにBに対して取り得る要件と行為はなにか。40字程度で記述しなさい。

 

という問題があったとします。これを図に書くと
記述式事例
こんな感じでいいので簡単に書いてみることです。

下書き

図が書けたら、次にやることは下書きです。いきなり、答案用紙に書いていくのはNGです。

 

必ず、問題用紙のどこでもいいので下書きにまとめてから、正書してください。いきなり、正書すれば書き間違いや40文字でまとまらなくなるなどの問題が起きます。

 

面倒でも、下書きをしましょう。

箇条書き

図を見ながら、話しの流れをイメージして、問われている答えを思いつくだけ箇条書きにします。
今回の例なら
・Cの放火により、Bは損害の請求ができる。
・CはBに損害のお金を支払う。
・Aは、抵当権の効力をを使うには、CがBに支払う損害請求を履行する前に差し押さえする。

冒頭の書き出し

箇条書きができたら、冒頭の切り出し方を考える。記述式で書けない人は、冒頭の書き出しができないことが多いです。

 

鉄板の冒頭の書き出しはこれで問題ありません。

○○は、□□□に対して

あとは、内容に応じて少しアレンジして使うようにしてください。

話のまとめる

ここまでくれば、あとは箇条書きしたものと冒頭の書き出しをくっつけて話をまとめるだけです。

 

今回のでは、

Bは、Cに対して損害賠償請求権ができ、Aは、Bに対してCの支払いが履行される前に差し押さえしなければならない。

これだと、ちょっと長すぎるので、話が通るように文字を削っていきます。

Bは、Cに対して損害賠償請求権ができ、Aは、BにCの支払いが履行される前に差し押さえる。

が答えになります。これで、下書きの完成です。

正書

下書きが完成したら、あとは答案用紙に誤字脱字に気をつけて正書していくだけになります。

 

この時に、漢字が分からないときは、ひらがなにしましょう。採点基準は分かりませんが、実務の世界では誤字はやってはいけないことです。

 

なので、誤字は減点対象になってもおかしくありません。ひらがななら内容は通りますので、問題ないと思われます。

記述式の注意点

記述式の注意点として、短い解答をしないことです。中には、要点だけがしっかり伝えわれば問題ないという人もいます。私はそうは思いません。

 

解答用紙のマスは45文字まで書けるようになっています。要点だけでは、話の流れが伝わらない場合もありますし、登場人物がいるのなら登場人物を入れて書けば、それだけ話に厚みが出ます。

 

理想は、42~45文字で収めるのがいいと思います。採点者にも、これだけ考えて書いたぞとアピールするつもりで書いてくださいね。

必ず、なにかしら書く

もし、図を書いても専門用語が分からなくても何かしら書きましょう。

 

先ほどの例で、損害賠償請求権が思い出せなったら、それに類似する言葉でも問題ありません。

損害賠償請求権→求償請求権

でもいいです。話が通るようになれば何も書かないよりはましです。

勉強方法と対策

記述式の勉強方法と対策を教えます。

条文の読み込みと判例の読み込み

簡単な条文からの出題はないと言いましたが、条文をそのまま書かせる問題が出ないだけです。事例を通じて、重要条文と重要な判例の判旨から出題されます。先ほどの例で、使った条文は民法304条、372条を使った抵当権の物上代位性の問題です。

 

基本的には、基本となる重要条文と重要判例から出ることがほとんどですが、問題の聞き方の難易度が上がってきと思った方いいです。なので、条文と判定の読み込みは必ず必要になります。

模試を多量に解く。数打ちゃ当たる作戦

本試験では、記述式が何が出るか分かりません。たくさんの予備校が、過去の問題傾向から分析して本試験で出題される問題を予想しています。それが予備校の仕事だからしょうがないですけど、予想は基本的には当たらないと思った方がいいですね。

 

それよりも、試験1か月前ぐらいから模試を多量に解くことをおすすめします。数打ちゃ当たる作戦です。

 

模試も、本試験の予想問題を兼ねています。1つの予備校で当たらないなら。たくさんの予想問題を解けば、自然と本試験に出る問題に当たる確率が上がります。

40字で書く練習をしておく。

記述式は、他人に説明するために頭で分かっていることをアウトプットするだけです。ただ、記述式を苦手とする受験生はアウトプットを苦手としていることが多いです。

 

多くの受験生は、頭の中でなら正誤の判断ができるぐらいの知識を持っています。他人に説明する練習が足らないだけです。40字で書く練習をしっかりこなしていけば、自然と記述式は書けるようになります。

記述式に出そうだと思うところに印付ける。

普段の勉強で、記述式に出そうだと思うところにチェックをつけておきます。例えば、行政法の不可変更力や不可争力などや、民法の物上代位性などもそうです。

 

チェックする箇所は、あなたが自身が気になる箇所で問題ありません。そうすることで、再度チェックしたときに見返すことになり、知識の定着にも繋がってきます。

まとめ

記述式は書くことに慣れてしまえば、その後も何かしら書けるようになります。ただ、記述するというアウトプットが慣れていないだけです。

 

記述式の問題文の内容は難しく書かれているだけで、聞いていることは案外たいしたことではありません。今まで勉強してきたことをただアウトプットしろと言っているだけです。

 

図を書いて、何を聞いてきて何を書けばいいか、じっくり考えれば書けるようになりますので頑張ってみてくださいね。


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